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最近、「FTPが下がっている気がする…」「210Wぐらいで維持するのがやっと…」と感じる方はいませんか？
今回は、FTPが下がる原因とその対策について、実際のトレーニング状況や機材コンディションを踏まえて解説します。特に中級者以上のサイクリストにありがちな、「トレーニングしているのに調子が落ちる」現象の正体を掘り下げます。
そもそも、トレーニングしていてもFTPが落ちることはある？
結論から言うと、トレーニングをしていても一時的にFTPが落ちることはあります。
これはパフォーマンスの一部であり、悪いことではありません。以下のような要因が複数重なると、体の「出力能力」が一時的に低下することがあります。
FTPが低下する主な原因とその対策
1. 疲労の蓄積（オーバートレーニング）
高強度や長時間のトレーニングが続くと、身体が回復しきれずパフォーマンスが落ちる。
【対策】週に1〜2日は完全休養または軽めのアクティブリカバリーを入れる。
2. 栄養不足・エネルギー不足
カロリー不足や糖質不足が続くと、出力が維持できなくなる。
【対策】特にトレーニング前後には炭水化物（バナナ、補給ジェル、白米など）をしっかり補給する。
3. 睡眠不足・ストレス
睡眠時間が5〜6時間程度だと、回復ホルモンの分泌が不足し、FTPが落ちる原因に。
【対策】最低でも6.5〜7.5時間の睡眠を心がける。
4. 環境の変化（暑さや湿度）夏
場は体温上昇によってパフォーマンスが下がりやすい。
【対策】扇風機・冷感インナー・水分補給を徹底。
意外な落とし穴？「チェーンのサビ」もパフォーマンス低下の原因に
トレーニングだけでなく、バイクのメンテナンス状態もFTPに影響することをご存じですか？
● サビたチェーンが与える影響
摩擦が増え、ペダリング効率が低下する駆動効率が1〜3%落ちるケースもシフティングが不調になり、リズムが乱れます。
● 対策方法
パーツクリーナーやブラシでサビを除去チェーンオイルを適切に注油サビがひどい場合はチェーン交換を検討する
大事なのは「落ち着いて状態を見極める」こと
FTPが一時的に下がるのは、身体が成長するための「過渡期」であることが多いです。
トレーニング → 疲労 → 回復 → 成長 のサイクルの中で、FTPが落ちるタイミングもあります。
焦らず、回復・睡眠・栄養を意識して整えていきましょう。
今すぐできるチェックリスト
高強度トレーニングが週3回以上になっていないか？睡眠は7時間取れているか？トレーニング後だけでなく、前後で糖質補給できているか？バイクのチェーンはスムーズに回っているか？月に1回は「疲労抜き週間（走行距離を半分に）」を設けているか？
まとめ：FTPが落ちるのは一時的。適切な調整で再び上昇へ
FTPが落ちたからといって落ち込む必要はありません。**むしろ今は「伸びる直前の準備期間」**だと思って、身体を整えるチャンスです。しっかり休んで、食べて、寝て、メンテナンスして、またパワーを取り戻しましょう！
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